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メインで使っているヤスリがよく目詰まりします。真鍮ブラシでこすったぐらいでは落ちないような目詰まりを、キサゲで一つ一つ取っていたら半日ぐらいかかります(当社比)。だけれど、この方法は時間がかかるうえに、面倒。できるだけ少ない労力で、楽してヤスリの目詰まりを取りたい。
そんなときに思い出してもらいたいのが、このボンドパック法です。ボンドを塗ったら、乾燥するまで放置して剥がすだけで7割の目詰まりが落ちました。空いた時間で彫金ができますし、目詰まりを落とすのにイライラしなくて良くなるんです。
ぜひ今日から試してみてください。
コニシ ボンド 木工用速乾(ボトル) 500g #40007
ボンドパックの効果!ビフォーアフター
まずはボンドパックの効果を見てください。
ボンドパックする前の目が詰まったヤスリ
ヤスリの下側が縦に目詰まりしています。あと特にひどいのが先の方。よく使う側だからですかね…。こうなるともう滑って滑ってどうにもなりません。
ボンドパック後のきれいなヤスリ
すごくないですか?!(語彙力…)
ちなみに、見た目だけではなく、きちんと切削能力も復活しています。ボンドパック前は、ヤスリをかけるとなぜか鏡面になっていた銀が、ボンドパックしてからは、きちんと削れるようになっていました。ボンド凄い。(2度目)
今回ボンドパックしたヤスリ
10本組の精密組ヤスリです。主に仕上げ直前の、側面の面出しに使っています。
最近目詰まりがひどく、使っていてもあまり銀を削れている気がしませんでした。というか、ヘラの役割をしていました。
棒ヤスリのボンドパックのやり方
必要なもの
- 新聞紙(いらない古紙、チラシなどでもOK)
- 木工用ボンド(速乾)
ボンドを使ったヤスリの目詰まり解消手順
紙の上にヤスリをおいてボンドをたっぷり盛る。側面まで盛る。
完全にボンドが乾き、透明になるまで放置する。
端からボンドを慎重にゆっくりとはがす。
ヤスリが綺麗になっているのを確認して終了
ボンドパックのメリット・デメリット
メリット
- 楽。なのに根深い目詰まりが7割ぐらい落ちる。特に精密ヤスリ~組ヤスリでは無双状態。
- 乾燥放置中に別の作業ができる
- 目詰まりと一緒にサビも落とせる
デメリット
- 時間がかかる
- ボンドをケチると剥がすのが面倒
- インチヤスリぐらいの目の粗さだと、キサゲの方が早いことも(ボンドが乾くのに時間がかかりすぎる)
ボンドが完全に乾燥する前にボンドパックを剥がそうとすると、微妙に薄くボンドがヤスリ表面に残り、乾燥後も取りにくくなります。銀の透かしなどをして、完全にボンドが乾くまで待ちましょう。
まとめ
キサゲを使った掃除方法だと、時間もかかるしメンタルも削られる。色々調べたり試したりした結果、これが一番確実そうかな、という結論に至りました。
コニシ ボンド 木工用速乾(ボトル) 500g #40007
今のところ、目詰まり解消の最適解は木工用ボンド(速乾タイプ)でボンドパックです。目詰まり解消のキサゲ作業でイライラしていたら、ぜひボンドパックを試してみたください。
- ヤスリにボンドをたっぷり盛る
- 乾燥するまで放置
- ボンドパックを剥がす