シルバーアクセサリー初心者が糸鋸マスターを目指すべき理由

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目指せ、糸鋸マスター!
糸鋸をマスターすると色々な作業が簡単かつ早くできるようになります。
一気に選択肢が増えます。
自由な作業時間が増えます。
今日からあなたも糸鋸マスターを目指しましょう!

糸鋸が思い通りに扱えると、作業効率が劇的に上がる

思った形に、思った線で、思った通りに切ることが出来たら、側面は縦ヤスリを表面にさっと施すだけで充分です。
その後ヤスリをかけて形を整えて、と、余計な手間も時間もかからないし、手数を増やすことで形が崩れてしまうリスクも減らせるんですね。
あら、いいこと尽くしじゃない?(/・ω・)/

まあ仮にそこまで正確に切れなくても、そこそこ糸鋸で切れるだけでも、作業スピードが格段に上がります。
例えば正方形を切り出したいとき。がたがた・斜め、ではなく、そこそこまっすぐに切ることが出来れば、同様にさっとヤスリをかけるだけで次の作業に移れます。

もちろん一直線を正確に切れるということにこだわりたければ、こだわってこだわっていいと思います。練習なら、正確に切って正確にヤスリをかける作業を反復した方が圧倒的に良いからです。だけれど本番の商品を扱っていて、かつ、ひとつひとつ形が違うことを売りにしたスタイルでいくのなら、ちょっと話が変わってきます。「正方形っぽく」切ることが出来るという、「それっぽく」できるだけで、案外十分だったりします。

価格設定の話にもつながりますが、全てのお客さまが、定規を当てて直角が出ているかとチェックするわけではありません。最近流行りのニュアンスでそれっぽく見えるだけで充分というのは、直角を出すためにかかる時間をカットして、人件費を抑えた作品を世に出す、という意味です。
ブランドコンセプト、客層にもよりますが、コストカットしたい場合は、ニュアンスで十分なのです。

一応断っておくと、見る人が見れば、実力がある人があえて形を崩したのか、実力がない人が実力がないが故にがたがたなものを作ったのかなんてすぐにわかるものです。例えばピカソだって、デッサンはとても上手いのです。
しっかりとした基礎があった上で、形を崩しているから、ああいった表現ができる。
ただ、彫金を始めとした金工の技術には練習が不可欠です。そして、単調な練習はモチベーションの低下に繋がります。せっかく彫金に興味をもったのなら、できる限り続けて欲しいです。だからこそ、モチベーションの意味も兼ねて、「そこそこの出来」を1つの完成としています。
ちなみに私は基礎をしっかりやる派です。もちろんね。

結局は優先順位の問題

技術の上達を第一に考えるのか、利益を出すことを第一に考えるのか、世に自分の作品を発表することを第一に考えるのか。

販売して見えてくることもありますし、向き不向きもあります。糸鋸が苦手でも、実はヤスリが得意な人は、糸鋸で大雑把に切ってから、ヤスリで形を丁寧にそろえる方が、丁寧に糸鋸で切ってヤスリで整えるよりも、早く作品が完成する場合があります。
だから一つにこだわらずに、作品全体としてみて、作業時間も、形状も、バランスの良いものを目指すと良いのです。

そうは言っても、ヤスリの入らない細かい透かしがあるものを作りたいのでしたら、糸鋸をマスターするべきです。デザインの幅が広がりますからね。
自分が作りたいデザインに適した技術を磨くのか、自分の得意な技術に合わせてデザインを考えるのか。それはあなた次第です。

でもまだ金属細工を始めたばかりで何から手を付けたら良いかわからない。
何か作りたいけれど明確に作りたいものがない。
上手くなりたい。

そんな思いを抱いた人達は、糸鋸マスターを目指しましょう。
すこしでも上達したら、出来ること、作りたいものもおのずと見えてきますよ。

まとめ

金工初心者、磨きたい技術がわからない人は、とりあえず糸鋸マスターを目指しましょう。表現できるものがふえますよ。

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