棒ヤスリの種類|大きさ別の名称、形、目の細かさと使いどころ

金属ヤスリ

サイズ別のヤスリの名前と使い方

ヤスリは、本体のサイズが大きいものから小さいものの順番に使います。また、同じサイズのヤスリでは目が粗いものから、細かいものへ変えていきます。

鉄工ヤスリ

大きく削る時に使います。目安としては、0.5mm以上削るときに鉄工ヤスリの中目を使う、といったところです。

持っていなければ組ヤスリの粗目で代用できます。

ヤスリの使いどころ

  • 糸鋸を使った切断が苦手で、切跡がガタガタのとき
  • 滑らかな曲線を直線にしたいとき
  • 05mm切削する時とか

鉄工ヤスリは、購入時には柄がついていないことがほとんど。柄は別売りで、自分で差し込んで使います。

ヤスリ目の部分をそのまま持ってヤスリをかける人も一定数いますが、おすすめしません。メンテナンスをきちんとしないと、手汗等が原因となってヤスリ目のサビのもとになるからです。

鉄工ヤスリの種類

鉄工ヤスリには縦と横の長さが異なるサイズのものがいくつかあります。

鉄工ヤスリが大きくなるほど一回の手の動きで削れる量は増えますが、その分ヤスリも重くなりますから、腕は疲れやすくなります。

シルバーアクセサリーを作るなら、正直そこまで出番のあるタイプのヤスリではありません。彫金に必要な道具は他にも沢山ありますし、購入の優先順位は低いです。その上で買う場合、どうせ買うなら、大きいサイズのものがおすすめです。中以下のサイズだと、組ヤスリと役割を分けられないためです。

鉄工ヤスリの形

鉄工ヤスリの形をよく観察してみて下さい。何か気づくことはありませんか?

他の組ヤスリや精密ヤスリと異なり、穂先に向けて薄くなっているのわかりますか?ステンレス定規を当ててみてください。隙間が確認できますよね。

直線を出したいときに、ヤスリの形を知らずにヤスリをかけていると、直線が出るどころか、ヤスリをかけるほどに曲線ができてしまいます。

組ヤスリ

基本的な役割は鉄工ヤスリと同じです。

鉄工ヤスリはかさばりますから、鉄工ヤスリの代わりとして持つのにもおすすめです。

鉄工ヤスリに比べてヤスリの長さ、幅は短くなりますが、シルバーアクセサリーのサイズ感なら組ヤスリで十分でしょう。

組ヤスリの種類

5本組、8本組、10本組…と組ヤスリには種類があります。

この組数の前の数字は、その組ヤスリパックに入っているヤスリの形の種類(後述)の数によって変わります。

組数が多くなるほど、形の種類が増えます。ものによっては、形は一緒でも、目の粗さが異なるものを含む場合もあります。

そういった場合は、組ヤスリの粗目→組ヤスリの細目→精密ヤスリ…と進みます。

精密ヤスリ

銀を扱う場合は、これだけあれば十分な場合がほとんどです。

例外として、精密ヤスリより大きなヤスリを使った方が良い場合はこんな感じです。

ヤスリの使いどころ

  • 彫金を始めたばかりで糸鋸の切跡がガタガタ
  • 沢山削らないといけない

精密ヤスリは、糸鋸の鋸刃の跡(切跡)を消して、ヘラが当てやすいようにヤスリ目を揃えるでしかヤスリを使わないので、これで十分です。

ただしとても目詰まりしやすいので、目詰まりしにくいヤスリを買うか、お手入れをきちんとしましょう。

形状別のヤスリの呼び名

使いやすさと頻度2

用途 穴のバリ取りや指輪等円形物の内側の磨きに使用します。無くても困りません。

穴のバリ取りは、ドリル刃でも代用できます。

甲丸

使う頻度

丸と四角の良いとこ取りのヤスリです。

カーブのある面の仕上げには丸い方を、直線的な面を出すときには平らな方を使います。

半丸

名前の通り、丸いヤスリを半分に開いたような形をしています。

精密ヤスリなどの細いヤスリの「平」は、力をかけるとしなってしまいます。そこで、この断面積の広い半丸の出番というわけです。このヤスリは丸い部分よりも、面がある部分の方をよく使います。

三角

幅が狭いところにも入る優れもの。力の加減とヤスリがけの頻度に気をつけないと、ヤスリをかけたところ、かけていないところで段差ができやすいのが玉にキズ。

精密ヤスリの三角は重宝しますが、うっかり手から落とすと高確率で先端を追折ってしまいます。

四角

5本組くらいの組ヤスリでは非常に使いやすいです。ただし、精密ヤスリの細さになると、これで削るために力をかけるとたわんでしまいます。ザクザク削るというよりは、本当に仕上げのために目を揃える、くらいのニュアンスで使うのが良さげです。

そのため、使うなら、せいぜい10本組の組ヤスリまででしょう。

菱形

使い勝手としては三角の親戚のようなヤスリ。ただ、三角と両方持っている必要はあるかと言われると微妙です。

これで削ったからと言って角が直角にすなるわけでなし…

ただ、四角や三角に比べて角が入りにくいので、逆に内角を削りすぎたくない場合に使うと効果的です。

組ヤスリまでのサイズでは、最も利用頻度の高いヤスリの形ではないでしょうか。

面を出すときにとにかく重宝します。

ヤスリ目の種類と呼び方

使い方は粗目→中目→細目 と使っていきます

粗目

一番目の粗いもの。

中目

粗目と細目の中間の目。

細目

3段階の目の細かさのヤスリでは、最もヤスリ目が細かいもの。

油目

細目より細かい目。

まとめ

サイズ別のヤスリの名前と使い方

  • 鉄鋼ヤスリ たくさん削るのに最適。なくても良い。
  • 組ヤスリ  多少の削りはこれでOK。あるとなにかと便利。
  • 精密ヤスリ 仕上げ直前や、糸鋸の刃跡を消すのに使う。一番よく使う。

形状別のヤスリの呼び名

  • 甲丸
  • 半丸
  • 三角
  • 四角
  • 菱形

ヤスリ目の種類と呼び方

  • 粗目
  • 中目
  • 細目
  • 油目

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