彫金でシルバーアクセサリーを作るならまず揃えたい道具9選

金属加工で最初に揃えたい9つの道具

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これから金工を始める時にとりあえずこれだけそろえてあればOKな厳選道具9つをご紹介します。まずそろえたい道具ということで、透かし(模様を切り抜くこと)&ろう付け(金属を接着すること)用の道具は含まれていません。

これらの道具だけを使った加工レシピもあります。一緒にどうぞ。

MEMO
想定しているのは銅、真鍮、銀の加工です。

鉄を加工したい人は少しだけラインナップが変わりますよ。鉄は硬いですからね。

形を作るための道具

糸鋸フレーム

糸鋸の刃を固定して、金属を切り出すために使います。こいつがないと何も始まりません。

フレームの高さが変わるやつが便利。ですが、高さが可変だと糸鋸フレームが重くなる上、最初のうちは糸鋸刃のセットにも苦労すると思うので、フレーム高さを変えられないものをオススメします。

糸鋸刃

糸鋸フレームとニコイチな子。鋸刃にも色々な種類があります。しなやかなの、固いの、太めの、細めのなどなど。どのメーカーの糸鋸刃にも番号がついていますが、これは刃の太さを表しています。

とりあえず小回りの効くゼロ番をオススメします。

鋸刃を買うときに目にするグロスという単位ですが、これは鋸刃が12ダース入っています。つまり144本入っていますので、ご購入は計画的に(笑)

使いやすい鋸刃の太さには個人差がありますので、初めてなら買う本数は3ダース位までが良いでしょう。たくさん買って、自分にとって使い勝手の悪い刃だと、後々処分に困ります。

ろうそく

切るときにあると便利なろうそくは、糸鋸刃と地金(金属の板)の間の抵抗を少なくしてくれます。より少ない抵抗で切れることで、切断面がきれいになるので、ぜひ使いましょう。

お家に仏壇がある人は未使用のろうそくを1本拝借しましょう。

1本あれば毎日使っていても1ヶ月は持ちます。100円ショップで1箱買うと…使い終わらなくて…(経験者)

ちなみにロウソクのグレードとかはあまり関係ありません。鋸刃の滑りが良くなれば良いので何でも良いです。ただし、キャンドル型は使いにくいので、いわゆる白ろうそくの細長いタイプをおすすめします。
どうしても入手が難しい場合は、サラダ油でも代用できますから、無理して新しくロウソクをひと箱買う必要はありません。

すり板

金属加工が初めての人にはちょっと聞き慣れない単語かもしれません。

傾斜と切れ目の入ったただの木の板です。この板を作業机に取り付けて、切ったりやすったりをするのですね。

一度このすり板の快適さを味わってしまうと、無しでの金属加工は想像できません(笑)
作業性が上がるだけではなく、糸鋸で作業机を切ってしまったり、ヤスリで作業机をやすってしまったりといった事故も防げますよ!

万力またはかすがい

すり台を作業机に固定するのに使います。万力は、イメージとしては大きな洗濯ばさみやダブルクリップです。すり台が作業中に動かないように固定しますが、作業が終わったら取り外せます。

対する かすがい は、作業机にコノ字型の治具を取り付けてしまいます。すり台自体は外せますが、コノ字型の治具がなんだかんだ邪魔になる(怒)

作業場が固定ではないのなら、万力の方が使い勝手が良いでしょう。

万力

組ヤスリ5本組

目が荒いヤスリです。大きい面積を一気に削りたいときに使います。

幅が2センチ位あるインチヤスリという親分格なヤスリもありますが、とりあえずは無くても良いでしょう。

仕上げ作業のための道具

精密ヤスリ5本組

最後仕上げ前に表面を整えて綺麗にする時に使います。

こいつでちゃんと縦ヤスリ(ヤスリ目を縦方向に揃えるようにヤスリをかけること)をかけることができると、キサゲでバリを落としてヘラで表面を均すだけで綺麗に仕上げることができます。

銅と銀ならサンドペーパーを当てる必要はありません。ちなみにこの目の細かいヤスリは目づまりしやすいので、お手入れ用に真鍮ブラシがあるとなお良いです。

真鍮ブラシはホームセンターで3本1000円くらいで売っていますよ。

精密ヤスリ

真鍮ブラシ

ヘラ

仕上げで表面を鏡面に仕上げる時に使います。

これも色々な形、サイズがあります。迷ったら両端が使えるものや、両端で太さの違うもの、先端が三角形のものを用意すると小回りが効いて便利ですよ。

キサゲ

バリを取ったり、金属の表面を薄くめくるのに使います。

キサゲのお手入れのために、研ぐための道具も必要と言えば必要ですが、とりあえずはなくていいでしょう。あった方が良い道具を揃えていくとキリがないですからね。

ちなみにキサゲにも先端が丸いもの、角のある物、細いもの、曲がったもの、色々あります。まずは先端が三角形のものを買うと良いでしょう。

慣れないうちは、先端の丸いキサゲだと結構地金をえぐりやすいためです。物足りなくなってきたら、先端が丸いものや、折れ曲がっているもの等を用意しましょう。あるととても便利です。

注意
ただし、追々とはいえ、キサゲやヘラのお手入れ道具は早めに揃えることをオススメします。仕上げ道具の手入れが甘いと、せっかくきれいに形を作っても、仕上げの道具で傷をつけてしまって成形からやりなおし、なんてことになります。

これらの道具があったら作れるもの

これらの道具が揃っていれば、一通り平面的なものを作ることが出来ます。

アクセサリー
  • キーホルダーのチャーム
  • ペンダントトップ
  • イヤリングのパーツ など

日用雑貨
  • コースター
  • しおり
  • 豆皿
  • 箸置き など

まとめ

揃えるべき道具

  • 糸鋸フレーム
  • 糸鋸刃
  • ろうそく
  • すり台
  • 万力またはかすがい
  • 組ヤスリ5本組
  • 精密ヤスリ5本組
  • ヘラ
  • キサゲ

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