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だんだん使っていると、削れる量が少なくなってくるのが紙ヤスリです。削れなくなったから捨てて、新しいのを使う。もっともですが、ちょっと待ってください。
ヨレヨレの紙ヤスリにも、実は用途があるんですよ!
紙ヤスリを捨てたりリサイクルしたりする基準
使っているうちに、あれ?金属を削れる量が減ってきたぞと感じたら、それはペーパーの換え時かもしれません。
目安
- よれよれになった
- 削れなくなった
- 砥石が無くなってはげた
ヨレヨレの紙ヤスリの特性
使い込んである紙ヤスリというのは、新品の物と比べ、同じ番手でも削れる量が少なくなっています。また、紙ヤスリによってつける傷も浅くなります。
ヨレヨレの紙ヤスリの使い所
紙ヤスリは、よく仕上げ作業で使います。
通常、仕上げ作業では、金属を鏡面に仕上げたり、それに近い状態から表面にテクスチャーをつけたりします。そういった仕上げ作業の、少し磨きたいけど、あまり深い傷をつけたくない、というような場合に、ヨレヨレクタクタの紙ヤスリを重宝します。
ペーパーを捨てる基準は基本番手
基本的にペーパーはクタクタになるまで使い込みます。その、クタクタになるまで使い込んだ、という前提で、捨てる捨てないリユースの判断は、基本的に番手で判断します。
銀の仕上げ作業 #1500~#2000
道具の手入れ #240~#600
これらより荒い番手(数字の小さい)紙ヤスリは、とっておかなくても大丈夫でしょう。
鉄などを扱う場合は、#240~#600の紙ヤスリを使うこともあります。銀をメインに扱う場合は、も重宝します。
同じ理由で、使用済みの刃が鈍くなっている糸のこの刃もとってあると便利です、
細かい透かし模様を切るときなどに、うっかり切りすぎることを防げるためです。
ペーパーの再利用方法
ペーパーは、紙ヤスリ、耐水ペーパー関係なく洗って目詰まりした金属粉を落とすことができます。そのため、目詰まり分は切削力が戻ります。
しかし、使っている間に剥がれてしまった粒子(研磨剤)は戻りません。ペーパーで剥げ削れなくなった部分は、洗ったところでそのまま削れないままです。
必要なもの
- 新聞紙
- バケツや洗面器
- 刷毛
- 中性洗剤
- やり方
やり方
- まず弾いてとれる分だけの金属粉を落とします。
- 新聞紙を広げ、その上でペーパーの裏面からデコピンをします。これで、多少金属粉が落ちます。
- 紙ヤスリが収まるサイズのバケツを用意します。
- バケツにペーパーを入れて、ペーパーを流水に晒すと、ある程度の金属粉を落とせます。
- 金属粉がまだ残っているペーパーには、薄めた中性洗剤をかけて、刷毛や筆で優しく拭います。スポンジなどは紙ヤスリに引っかかります。
- 中性洗剤を洗い流します。
- 水洗いが済んだら、タコ足にヤスリをぶら下げます。下側に重しとして洗濯バサミを4~5個ぶら下げます。これをしないと、乾燥時にペーパーが丸まり、使いにくくなります。
- 作業が面倒と感じる人は、新しいペーパーをおろしてもいいと思います。私自身はペーパーを使うたびに粉を払ってしまっています。洗うか、という程使い込んだ頃には研磨粒子も落ちている場合が多いので、洗って再利用するのは#2000くらいです。
まとめ
再利用するのにおすすめのペーパーは、仕上げに使える#1500位上のペーパー
ペーパーのお手入れ方法
- はたき落とす
- 水で洗う